交通事故による様々な症状
むちうち症って何?
事故直後、痛みがないから大丈夫だろうと思っていませんか?
事故による痛みは後々やってきます!
むち打ち症(頚椎捻挫)は、首の筋肉や靭帯が伸びるもしくは断裂し、捻挫した状態を指します。
また、事故2~3日内に症状として表れることが多いですが、中々事故直後にはこのむち打ち症に気付かないのが特徴です。そのため、身体の異変に気付かずに放置してしまい、後々症状として表れた時にそれが交通事故によるものだと身体の異変に気付く方が多数いるのが実情です。
その時に、事故の強い衝撃によって一時的に通常の首の曲がる範囲以上になってしまうことで、首周りの筋肉や靭帯が損傷し、頭痛や肩・背中・腰などの痛み、めまい、吐き気など多岐にわたる症状が表れます。
事故の衝撃や怪我の度合いによって、軽度のものから長期にわたり後遺症を引きずるまでのものなど多種多様です。
むち打ち症の場合、事故数日後に上記のような症状が出てくることが多いため、事故当日に自覚症状がみられなかったとしても必ず医療機関で検査を受けてください。
>> むち打ち症の治療に関して
※むち打ち症になるのは自動車事故やバイク事故(追突事故や衝突事故)による場合のみならず、勤務中の事故やスポーツ中(ラグビー、アメリカンフットボール、バスケットボール、ハンドボールなど)の怪我による場合もあります
むち打ち症の種類・症状
頚椎捻挫型
頚椎捻挫型は、頚椎周辺の筋肉や靭帯、軟部組織の損傷で最も頻繁に起こるメジャーなむち打ち症です。
- 首や背中にコリを感じる
- 首の後ろが痛い
- 首を動かすと痛む
- 首や肩が動かしにくい、もしくは回らない
- 嗅覚の低下
- 頭痛・めまいがする
脊髄症状型
頚椎の脊髄や下肢に伸びる神経が損傷すると、下肢のしびれや知覚異常などが発症する場合もあります。
- 歩行障害
- 下肢のしびれ・麻痺があるため歩きづらい
- 知覚異常
- 尿や便が出にくい
神経根症状型
頚椎部分のバランスが崩れ、歪みが生じると、背骨の神経が圧迫され、結果的に痛みなどの症状が表れます。
- 首の痛みのみならず、だるさ、倦怠感がある
- 後頭部、顔に痛みがある
- 咳やくしゃみの際に鋭い痛みが生じる
- 筋力の低下
- 腕、手、足にしびれや痛み
バレー・リュー症状型
事故の追突による衝撃で首の後ろにある交感神経が損傷することで症状が表れます。
この神経は、内蔵の働きを司るため難聴やめまい以外に難聴などの症状が表れます。
- 難聴、耳鳴りがする
- 後頭部、首に痛みがある
- 頭がずきんずきんと痛む
- 全身の倦怠感
- 眼精疲労、目がかすむ
- 記憶、集中力の低下
- めまい、吐き気がする
- 声がかすれる
- 息苦しい
危険・注意した方が良い症状
起き上がれないくらいのひどいめまいがある場合は注意が必要です。
脊髄の髄液に関係する箇所を損傷している可能性があり、後遺症が残ることも考えられます。
また、握力が14~15kgまで落ちてしまい、しびれがひどかったり、手に感覚がないような方も、かなり危険度は高いと思います。
上記のような方は、接骨院では手に負えない状態ですので病院もしくは整形外科で診ていただくことをおすすめします。
※当院は整形外科 と提携しておりますので、ご希望の方はその旨をお伝え下さい